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映画祭へ行こう! 第17回東京フィルメックス

2016.11.03 up
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今年の東京フィルメックスはキム・ギドク監督の『THE NET 網に囚われた男』とともに開幕します。特別招待作品として、本サイトでもカンボジアのクメール・ルージュの時代を描いた前作『消えた画』でインタビューさせて頂いているリティ・パン監督による『エグジール』をはじめ、その強い作家性でアジア映画を牽引する巨匠たちの新作が勢ぞろいします。日本からは内田伸輝監督『ぼくらの亡命』、映像作家・庭月野議啓が4年をかけた長編デビュー作『仁光の受難』が参加するコンペティション作品では、ミャンマー出身で台湾をベースに活躍するミディ・ジーの『マンダレーへの道』、そして新鋭チャン・ハンイ監督のデビュー作『よみがえりの樹』が、昨年の映画祭でクロージングを飾り、今年劇場公開も大好評だった『山河ノスタルジア』のジャ・ジャンクー監督が若手監督作品をプロデュースする「添翼計画」最新作として、その取り組みを含めて注目されます。
アジアの新進作家による10作品が上映されるコンペティション部門の審査員には、著名な映画評論家であり、映画祭プログラマーであるトニー・レインズ氏を審査委員長に、フィリピンの女優アンジェリ・バヤニ氏(アンソニー・チェン監督作品『イロイロ ぬくもりの記憶』(13)出演、2014年の本映画祭で最優秀作品賞受賞のフランシス・セイビヤー・パション監督作品『クロコダイル』に主演)、韓国よりパク・ジョンボム監督(『ムサン日記~白い犬』)、アジア映画研究者松岡環氏、フランスよりリティ・パン監督作品などを手がけているカトリーヌ・ドゥサールプロデューサーを迎えています。

本映画祭でもう一つの見逃せないプログラムは、世界各国で復元作業が施されたデジタルリマスターによって、今に蘇る巨匠たちの名作や映画史上重要な作品でありながら、これまで幻とされてきた作品が上映されることです。1978年のイラン・イスラム革命の意味を鋭く問う作品で、検閲のために永らくイラン国内外で全く観ることのかなわなかったモフセン・マフマルバフ監督の『サーヤンデルードの夜』、経済成長の中で変貌する台北を舞台に、エドワード・ヤン監督、ホウ・シャオシェン製作・脚本・主演による台湾ニューシネマの記念碑的作品『タイペイ・ストーリー』、さらにはアジア各地で大ヒット、カンフー映画の大ブームの原点となった巨匠キン・フー監督の傑作武侠映画『残酷ドラゴン 血斗竜門の宿』など5作品が上映されます。 
また、特集上映では「イスラエル映画の現在」として、エラン・コリリン監督の『山のかなたに』、アヴィシャイ・シヴァン監督の『ティクン〜世界の修復』の日本初上映の2作品が上映されます。

国内最大級の映画レビューサイト「Filmarks」とのコラボによって、映画祭で上映される全作品を対象に、私たち観客がFilmarksでClip!し、レビューを投稿した中で最も★評価の高かった作品に賞が授与される特別賞「Filmarks賞」が今年より新設されています。

そして、ベルリン国際映画祭と提携し、アジア各国の次世代の可能性ある映画監督やプロデューサーを育成する「タレンツ・トーキョー」では、今年はメイン講師にモフセン・マフマルバフ監督、イザベル・グラシャンプロデューサー、アレクサンドラ・アビコバ氏(ワールド・セールス)を迎え、映画祭と同時期に開催されます。11月24日にはオープン・キャンパスとして、日本を含む中国、香港、インドネシア、カンボジア、タイ、フィリピン、ベトナム、ミャンマーからの15名の参加者の企画の公開プレゼンテーションが行われます。

世界の映画を切り拓く巨匠から新進気鋭の若手まで錚々たるゲストが来日する貴重な機会、新たな驚きや感動、実り多き出会いの場となりますように、関連イベントも含め、奮ってご参加ください。



第17回東京フィルメックス
会期:2016年11月19日(土)~11月27日(日)
会場:有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇にて
主催:特定非営利活動法人東京フィルメックス実行委員会
公式サイト:http://filmex.net/2016/

前売り券は11月3日(祝・木)より発売中!



◼︎タレンツ・トーキョー2016 オープン・キャンパス
会期:2016年11 月24 日(木)(入場無料・申込み制・各回定員50名)
会場:有楽町朝日ホール・スクエアB(有楽町マリオン11F)
時間:13:00〜14:00 オープン・キャンパス 
           講演「フィルム・ファンドの役割について」(仮)
           講師カトリエル・シホリ(「イスラエル・フィルム・ファンド」ディレクター)
   14:30〜17:00 公開プレゼンテーション
   17:30〜18:30 ネットワーキング交流会

予約フォームと詳細はこちらのページよりご確認ください。
申込み締め切りは11月17日(木)まで。 
http://filmex.net/2016/news/ttopencampus-2

 
公式サイト:http://talents-tokyo.jp

POSTED BY
Junko HONMA
Junko HONMA / Movie Journalist
「クリエイターとのダイアローグからそのさきへ。そんな“場”をつくっていけたら。」
2012年より映画の上映会や配信の運営、PR、TVドキュメンタリーの制作の現場を経て、“ことばで伝える”ことに立ち返り、表現を取り巻く状況が大きく変わりゆく時代の中で国内外で“領域”を越えて、新たな取り組みに挑戦しつづけるクリエイターのいまをお伝えします。本サイト「theatre tokyo/ creators park スペシャルインタビュー」ほか、ウェブマガジン『HYPEBEAST.JP』ではライフスタイル、カルチャーの翻訳を担当中。大阪の制作、エキストラで初参加させていただいた、リム・カーワイ監督作品『Fly Me to Minami~恋するミナミ~』DVD/iTunes配信も絶賛発売中!!